タイ発の日系ホームサービス「Ayasan」が急成長 プーケット・チェンマイ新規オープン

タイ発の日系ホームサービス「Ayasan」が急成長 プーケット・チェンマイ新規オープン

東南アジア市場で存在感を示す、2年でユーザー数倍増、9カ国展開へ

バンコク発 ― 東南アジアのホームサービス市場で、タイを拠点とする日系企業Ayasan Holdings(本社:バンコク、代表取締役:伊勢康太郎)が躍進している。同社は家事代行から介護サービスまで幅広いホームサービスを手がけ、創業以来100万人を超える顧客基盤を構築。特に過去2年間で利用者数を倍増させ、タイ国内の同業界でトップの座を確立した。

150億米ドル規模とされる東南アジアのホームサービス市場。中でも、クリーニングサービスは年間成長率15%を記録し、ベビーシッター市場も30億米ドル規模まで拡大している。この急成長市場において、Ayasanは日本式の高品質サービスと、独自の人材育成システムを武器に、着実にシェアを伸ばしている。

「私たちの強みは、日本企業としての品質管理ノウハウと、アジア全域をカバーする人材ネットワークの両立にあります」と、創業者の伊勢康太郎氏は語る。Walt DisneyやMarriott Internationalでの経験を持つ伊勢氏は、「ブルーカラー人材をサファイヤ人材に変える」というビジョンを掲げ、2013年に同社を設立。現在では50,000人を超える専門スタッフを抱える企業に成長させた。

同社の急成長を支えるのが、積極的な地域展開戦略だ。すでにタイ国内ではバンコク、プーケット、パタヤで事業を展開し、2025年2月にはチェンマイへの進出も予定している。さらに、日本、インドネシア、ベトナム、ラオスでもサービスを提供。2025年までにシンガポール、マレーシア、カンボジア、フィリピンを加えた計9カ国での展開を目指している。

法人向けサービスでも実績を重ねており、Kasikorn Bank、FedEx、lululemon、CocaCola、Canonなど1,000社以上の導入実績を持つ。最近では各国大使館や、FlashExpress、Gowabiといったスタートアップ企業からの引き合いも増加している。

特筆すべきは、観光地として人気のプーケットとパタヤでの成長だ。2024年に開設した両拠点では、観光客向けの短期ベビーシッターサービスや介護サービスが好評を博し、月間成長率200%という驚異的な数字を記録している。

「AIの時代においても、人々の生活に寄り添うサービスの価値は決して失われることはない」と伊勢氏は確信を示す。同社は自社でITエンジニアチームを持ち、AIを活用したマッチングシステムの開発も進めている。

さらなる成長加速を目指すAyasanは、現在、次なる成長ステージに向けて投資家との協業も検討している。東南アジアのホームサービス市場が2030年までに300億米ドルを超える規模に成長すると予測される中、同社の今後の展開が注目される。

【会社概要】

  • 会社名:Ayasan Holdings Co.,Ltd.
  • 本社:26/2, Sukhumvit soi 61, Klongton-Nua, Wattana, Bangkok
  • 設立:2013年1月
  • 代表取締役:伊勢 康太郎

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